くるみ割り人形 お菓子の国Ver. /お伽の国Ver. The Nutcracker
港・神戸のクリスマスの風物詩
世界中で愛されるチャイコフスキー3大バレエのうちのひとつ、「くるみ割り人形」は、クリスマスの夢いっぱいのあたたかな物語です。貞松・浜田バレエ団では、同じ「くるみ割り人形」のタイトルで、3バージョンレパートリーを持っています。1つ目に「お菓子の国ヴァージョン」、2つ目は「お伽の国ヴァージョン」、3つ目は「くるみ割り人形と秘密の花園」。このページでは、古典作品として受け継がれる最初の2ヴァージョンのレパートリーをご紹介します。
「お菓子の国」「お伽の国」両ヴァージョンとも、クリスマス・イヴのお話。純真な心を持った少女クララが、お話の主人公です。クリスマスパーティでドロッセルマイヤーおじさんからもらったプレゼント、くるみ割り人形。子供たちはみんな、その不恰好な人形に見向きもしませんが、クララだけはそのくるみ割り人形がなんだか特別に感じて、大好きになるのです。クリスマスパーティーもお開きという頃、くるみ割り人形を抱いたまま眠ってしまったクララ。そんなクリスマスの夜には不思議な冒険と夢のような出会いが待っていて…
「お菓子の国」では、クララと王子がクライマックスの金平糖のグラン・パ・ド・ドゥを踊り、作中で少女クララの成長する過程を感じられるドラマティックな作品です。
一方、「お伽の国」では、お伽の国の王と女王が華麗なグラン・パ・ド・ドゥを披露します。お客さまも、クララと一緒にお伽の国へ誘われるようなストーリー展開、クララが舞台上で変身するシーンなど、それぞれに違った見どころがたくさん。
神戸で老若男女に長く愛される、貞松・浜田バレエ団の代表作です。
- 〔 台 本 〕
- E. T. A. ホフマン / A. D. ペール
- 〔 原振付 〕
- M. プティパ / L. イワーノフ
- 〔 音 楽 〕
- P. I. チャイコフスキー
- 〔 演出・振付 〕
- 浜田蓉子 / 貞松正一郎 / 長尾良子 / 他バレエ団員
- 〔 バレエ団初演 〕
- 1988年1月5日・6日 神戸文化ホール(お菓子の国ヴァージョン)
2005年12月24日 神戸文化ホール(お伽の国ヴァージョン)
2021年「くるみ割り人形お伽の国ヴァージョン」
公演詳細ページはこちらデュマが語る くるみ割り人形
バレエ「くるみ割り人形」のもう一つの原作、めっぽう楽しいデュマ版の待望の本邦初訳。
「三銃士」や「モンテ=クリスト伯」でおなじみの、A・デュマがある日、わんぱくざかりのおちびちゃんたちに語って聞かせたという、心温まるクリスマスものがたり。
- 〔 著 者 〕
- A・デュマ
- 〔 訳 者 〕
- 矢野 正俊
- 〔 発 行 〕
- 貞松・浜田バレエ団
- 〔 価 格 〕
- 1,500円(税込)