クリスマス・イヴのこの日、少女クララはドロッセルマイヤーおじさんから「くるみ割り人形」をプレゼントしてもらいます。
ひと目で大好きになったくるみ割り人形とともに眠りについたクララが、真夜中に目を覚ますと、なんとねずみの王様が襲いかかってきます。
プレゼントでもらったはずのくるみ割り人形は、等身大に姿を変え、兵隊とともにねずみたちとの戦いを繰り広げます。そして最後に戦いに勝利したくるみ割り人形は、麗しい王子様に姿を変えているではありませんか!
王子様に連れられ、お伽の国へと向かうクララは幸せな気持ちでいっぱいです。雪の国、オーロラの国をとおって、お伽の国にやってきたクララと王子様。お伽の国の人々に歓迎され、素晴らしい踊りを披露してもらったクララは、もう夢心地。
最後に、くるみ割り人形を抱きしめるクララの心に残ったものは・・・。
優しさと勇気あふれるクララの、クリスマスの不思議なお話です。
※ 出演ダンサーはやむを得ない事情により変更が生じる場合があります。
見どころ
クリスマスをあたたかく彩る、バレエの名作「くるみ割り人形」。
毎年、神戸の冬の風物詩として、貞松・浜田バレエ団は神戸文化ホールからお届けしています。
今回は「お伽の国ヴァージョン」。チャイコフスキーの珠玉の音楽とともに、貞松・浜田バレエ団ならではの演出で、みなさんをファンタジーの世界へとお連れします。
クララには宮本萌、お伽の国の王子には幸村恢麟と、昨年も好評を得た2人が主演です。
さらに、お伽の国の女王役は、今回が初となる名村空。前作「海賊」で主演を務めた水城卓哉とのパートナリングにも注目です。そして、貞松・浜田バレエ団の「くるみ割り人形」最大の見どころのひとつ、「雪のワルツ」。今年もさらに上質で迫力ある群舞シーンを、ぜひお楽しみください。