海賊 Le Corsaire
愛と友情、裏切り-
ドラマあふれる壮大なグランド・バレエ
1856年にパリ・オペラ座で世界初演を迎えた、今なお世界中で人気のドラマティックな一作です。
海賊の首領コンラッドと忠臣のアリ、仲間のビルバントなど、海賊たちを乗せた船が嵐で難破。そこへメドーラと友人ギュリナーラ、ギリシャの娘たちが通りがかり、海賊たちを救い出します。そこで、メドーラとコンラッドは一瞬にして恋に落ちてしまうのです。そこへ乱入したトルコ軍。メドーラとギュリナーラたちは捕らえられ、奴隷商人のランケデムに引き渡されてしまいます。コンラッドたち3人は娘たちを救うことを決意し、奴隷市場へ。奴隷市場でメドーラが買われそうになった時、商人に変装したコンラッドたちが助けに現れ、ランケデムを捕えます。メドーラと娘たちを救出し、その場を後にするのでした。
第2幕、場面は海賊たちの洞窟。メドーラたちを救出し帰還した海賊たちは、勝利を祝う宴を繰り広げ、楽しんでいます。しかし、ギリシャの娘たちは自由を求めているのです。メドーラは娘たちを自由にしてほしいとコンラッドに伝えます。それを受け入れたコンラッドは、娘たちを解放しようとしますが、それがおもしろくないビルバントは不満を募らせ、ランケデムと結託して反旗を翻します。眠り薬でコンラッドを眠らせ殺そうとしますが、計画は失敗。彼らの企みを阻止しようとしたメドーラを拉致して連れ去ります。目が覚めたコンラッドと海賊たちは、再びメドーラの救出に向かいます。
第3幕、トルコ総督パシャの宮殿にランケデムがメドーラを連れてやってきます。大喜びで2人を迎え入れ、やがてうたた寝をしたパシャは、着飾った娘たちが花園で踊っている夢を見ます。 そこへメドーラを助け出そうと、巡礼者に変装したコンラッドたちが現れて…。愛、友情と裏切り、葛藤、決意と様々な心情が交錯するなか、メドーラと海賊たちの運命はいかに。
- 〔 原台本 〕
- V. ド・サン=ジョルジュ / J. マジリエ
- 〔 原振付 〕
- J. マジリエ / M. プティパ
- 〔 音 楽 〕
- A. アダン / C. プーニ / L. ドリーブ / R. ドリゴ / P. オルデンブルグスキー
- 〔 演 出 〕
- 浜田 蓉子
- 〔 振 付 〕
- 貞松 正一郎
- 〔 バレエ団初演 〕
- 2021年10月16日・17日 あましんアルカイックホール
2021年「海賊」公演ページ
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