Falling Angels
世界を牽引する振付家が贈る、珠玉の小品
「振付家としての私たちの任務は、私たちの魂の極まるところを探すことだと思う」とキリアンは言うー。
イリ・キリアンは、1947年プラハに生まれ、67年に英国ロイヤル・バレエに所属。68年、ジョン・クランコの招きでシュツットガルト・バレエに所属します。78年にNDT(オランダ)の芸術監督に就任。70作品以上をNDTのために創作し、NDTを世界のトップ・カンパニーへと押し上げ、99年に芸術監督を退任しました。世界中のカンパニーからの委嘱も多く、パリ・オペラ座バレエ団、東京バレエ団等にも振付を行いました。モナコのニジンスキー賞、フランスのレジオン・ドヌール勲章、また08年にはオランダのオレンジ王家勲章を授与されるなど、数々の栄誉に輝いています。
プログラムノートより抜粋
Falling Angels(堕ちゆく天使たち)は8人の女性のための作品である。スティーヴ・ライヒの音楽は非常に厳密な構成になっているが、同時に振付や情緒の面で解釈できる自由はたっぷり残されている。振付家の立場から言えば、この作品は、どの芸術作品にもある2つの対立する特性、規律と自由について観察したものである。この2つの矛盾する要素を共存させる試みは、私には興味深い企てだった。
1989年11月23日 NDT1によって世界初演。
- 〔 振 付 〕
- イリ・キリアン
- 〔 音 楽 〕
- S. ライヒ
- 〔 原振付 〕
- A.サン=レオン
- 〔 舞台・照明コンセプト 〕
- David (Dudi) Bell
- 〔 衣裳デザイン 〕
- J. フィッセル
- 〔 照 明 〕
- J. カボルト
- 〔 テクニカル・スーパーヴィジョン・ライト / セット 〕
- J. ビゲラー
- 〔 バレエ団初演 〕
- 2017年10月28日 神戸文化ホール