ベートーヴェン・ソナタ Beethoven Sonata
ベートーヴェンの音楽で綴る、
美しき現代バレエ
日本を代表する振付家、中村恩恵が2017年に新国立劇場バレエ団で発表したベートーヴェンの生涯を描く作品。貞松・浜田バレエ団用に改訂演出し、新たなヴァージョンとして2023年の夏、関西で初めて上演しました。
中村恩恵氏プログラムノートより
ベートーヴェンは日記の中で、まるでもう一人の自分が実在するかの如く、自分自身に「お前」と語りかけています。しかしながら、「不滅の恋人」と呼ばれる人には「私の私」と呼びかけるのです。彼の内面のダイアローグを経糸、謎に包まれた「不滅の恋人」への思いを横糸として、一編のソナタ形式を持つ舞踊作品を編みだすことを試みました。
「ベートーヴェン・ソナタ」は、自分自身の生き様を見つめるルートヴィヒの内面の物語であり、また死という逃れることのできない定めのもとに生まれた人間が、己の命に向き合いその定めを受け入れてゆく過程を描いた物語でもあります。
- 〔 演出・振付 〕
- 中村 恩恵
- 〔 音 楽 〕
- L. V. ベートーヴェン / W. A. モーツァルト
- 〔 照 明 〕
- 足立 恒
- 〔 美 術 〕
- 瀬山 葉子
- 〔 衣 裳 〕
- 山田 いずみ
- 〔音楽監修・編曲〕
- 野澤 美香
- 〔ヘアメイクデザイン〕
- 小林 雄美
- 〔 バレエ団初演 〕
- 2023年7月16日・17日 兵庫県立芸術文化センター
2023年「ベートーヴェン・ソナタ」
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