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「囚われの国のアリス」 ルイス・キャロルの名作に続く、
森優貴版「アリス」の世界。 現代社会の核心に迫る

森 優貴

1978年生まれ。97年にハンブルク・バレエ学校へ留学後、ニュルンベルク・バレエ団（98-2001）、師シュテファン・トス率いるトス・タンツカンパニーに在籍（2001-2012）。数多くの作品で主役を務めるほか振付家としても作品を多数発表。12年9月よりレーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニー（Theater Regensburg Tanz）芸術監督に就任。日本人初の欧州での芸術監督就任となる。16年ドイツ舞台芸術界の栄誉あるファウスト賞の振付家部門にて最優秀作品にノミネート。19年8月芸術監督退任、ドイツから日本に拠点を移し次々と話題作を発表。宝塚歌劇団講師、振付も務めている。21年には横尾忠則×草刈民代の世界〜アートとダンスの競演〜にて構成・振付を担当し自らも草刈民代と共演した映像ダンス作品「in between」は反響を呼び世界的に発信され、引き続いて新作「in Isolation」を振付し草刈民代と再び共演。受賞歴に平成19年度文化庁芸術祭新人賞、2011年「WINTERREISE - 冬の旅」再演により平成23年度文化庁芸術祭大賞受賞、「週刊オン★ステージ新聞」新人ベスト1振付家、平成24年度兵庫県芸術奨励賞、平成29年度神戸市文化奨励賞。

「Malasangre」 - 日本初演 - 数奇な運命を辿ったキューバの歌姫へのオマージュ。
ラテン音楽にのせたダイナミックなダンス

カィェターノ・ソト

スペイン・バルセロナ生まれの振付家。
バルセロナのインスティテュート・デル・テアトルでダンスを学び始め、ハーグの王立コンセルヴァトリムに進級。97年に IT Dansa Barcelonaに所属、1年後にミュンヘン・バレエ・シアターに入団。同カンパニー在籍時、代表作「Fugaz」を含む複数の優れた作品を発表する。2000年、ドイツの雑誌「Tanz Aktuell」で、最優秀若手振付師に選ばれる。
05年よりフリーの振付家となり、ネザーランド・ダンス・シアター、シュツットガルト・バレエ、王立フランダース・バレエ団等、世界各国のカンパニーに作品を提供。また、ブラウンシュヴァイグ州立劇場、ヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場等、多くのドイツのカンパニーと共に多くの作品を創作。バレエ・ドルトムントには一晩ものの新制作「カルメン」を振り付け、同作品はブルノ国立歌劇場でも上演された。11年には、振付作品「Unevan」でゴールデンマスク賞にノミネート。15年9月からは、3シーズンに渡ってカナダのBallet BCの常任振付家となる。15年、サンパウロ市バレエ団へ「ADASTRA」を創作し、このエピソードがドキュメンタリー番組として放送された。同作品はマスコミによるベスト・パフォーマンス・オブ・ジ・イヤーにノミネート。21年にチェコ国立バレエ団に振り付けた作品、「Prelude und Liebestod」は、権威あるヨーロッパのダンスマガジンにて、今シーズンのベストプレミアにノミネートされるなど、世界で最も注目される振付家のひとり。

「波」 - 世界初演 - 揺らぐ日常。世界を巡ってきた振付家がとらえる今。
「創作リサイタル33」のための新作

稲尾 芳文

幼少の頃から京都で稲尾光子や故鈴木滝夫氏のもとでクラシックバレエを学ぶ。18歳の時にスイスのルードラ・ベジャール・ローザンヌ学校に留学し、卒業後ノルウェーの国立コンテンポラリーカンパニー、カルト・ブランシェでプロダンサーとしての道を歩む。1997年にイスラエルのバットシェバ舞踊団に移籍、同団で10年間オハッド・ナハリン作品を始め数々のヨーロッパや北米の振付家作品を踊った。バットシェバ在籍中はリハーサル・ディレクターとしても団員を指導し2003年から2005年までは芸術監督も兼任。同団のワークショップ公演で振付を始め、日本、ヨーロッパ、北欧で自作品を発表し続けている。貞松・浜田バレエ団をはじめNoismやOptoに作品を提供。貞松・浜田バレエ団に「スキン・グラフト」「ラスト・バード」を振り付ける他、ナハリン作品「ダンス」「ブラック・ミルク」の振付指導を行う。2013年にノルウェー国立バレエ団に移籍。クラシックからコンテンポラリーまで幅広いジャンルの作品にダンサーやバレエマスターとして活躍しつつ、ノルウェー国内外で振付・舞踊活動の幅を広げ続けている。

[ 団　長 ]

貞松 融

[ 副団長 ]

浜田蓉子

[ 演　出 ]

堤 悠輔

[ 振　付 ]

森 優貴 / Cayetano Soto / 稲尾芳文

[ 振付指導 ]

新井美紀子

[ 振付助手 ]

貞松正一郎

[ バレエミストレス ]

松岡希美 / 長尾良子 / 上村未香

[ 舞台監督 ]

坪崎和司((有)ステージ・ハンド)

[ 照　明 ]

柳原常夫((有)ライティングセブン)

[ 音　響 ]

津田和志((株)神戸国際ステージサービス)

[ 衣裳スタッフ ]

堀部富子 / 松良朋子

[ 宣伝美術 ]

⻆谷 慶(Su-)

[ 制　作 ]

小西康子 / 古川愛実